子どもの矯正
歯並びは遺伝じゃない!
歯並びが悪くなる原因は遺伝だけとは限りません。お口周りの筋肉の間違った使い方によるアゴの発育不良も大きな原因です。口呼吸、舌の癖、異常嚥下、長時間の指しゃぶり、態癖、姿勢などにより、歯並びが悪くなります。
成長期の今だからこそできる矯正です。
大人になってからのワイヤー矯正だと、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要であったり、ワイヤー装着による歯磨き不良、保定をしていないと後戻り、などの欠点が考えられます。
5〜7歳のうちにスタートをする成長を利用する矯正だと、健全なアゴの成長を促すため、基本的に永久歯を抜歯することはありません。(例外はあります)また、歯並びが悪くなる原因を改善するため、後戻りも少ないです。
一方で、大人になってのワイヤー矯正は、患者さん自身の努力がなくても、より確実に綺麗な歯並びを手に入れることが可能です。
また、当院の成長を利用した矯正治療は、原因である習慣にアプローチするため、毎日のトレーニングが必要です。そのために治療効果はお子さんのやる気に左右されます。
具体的にどんな事するの?
マイオブレースというマウスピース型の矯正器具を使います。
起きているとき1時間と、寝ている時にこのマイオブレースを毎日装着してください。
それと、習慣改善のトレーニングを毎日3〜5分やってください。
学校やゲームで遊んでいる時、テレビを見ている時も口を閉じて、姿勢を正して鼻から呼吸を意識しましょう。
鼻呼吸を確立することによって、アゴの成長ときれいな歯並び、顔の好ましい発育を得るだけでなく、病気にかかりにくい強い体を作ることができます。
マイオブレースによる歯の矯正は、歯の生え変わりが始まるあごの成長期(5〜8歳)に始めるのが効果が高いと言われています。
スタートの年齢が遅くなればなるほど、改善は難しくなっていきます。